- 時期:2016年12月
- 名前:かおり
- プロファイル:自称30代前半・北海道の有名な僻地出身の女の子
- 服用薬:シルデナフィル
- 会った回数:1回
- メモ:とにかく初めて会った子
初めて出会った子の話
出会い系を始めて一番最初にセックスした女の子の話です。
始めたばかりでやり方が全然わからず、釣り上げる前に逃げられるを繰り返したいたとき、たまたま掲示板で見つけて連絡をしたのが彼女でした。
最後まで話が進み、翌日会えることになりました。
さて、どんな出会いが待っていたのでしょうか。
惨めな人生を変えたい
いわゆる出会い系を使って女性を見つけようと思ったのは2016年の暮れ頃だったと記憶しています。
当時の私は仕事もプライベートもぱっとしない日々を送っていました。配偶者の目を盗みこっそり行った風俗でプロの子に相手をしてもらった1回をのぞけば2年以上もセックスできない状態が続いていて、我ながら惨めな人生でした。
私のセックスライフが一番充実していたのは20代の後半です。当時付き合っていた8つ年下の子との相性がとにかく良くて、どんどん深みにはまっていきました。今でもその子とのセックスの再現を求めて何人もの女性との出会いを重ねているのかもしれないな、とふと思ったりします。その子と別れた後は、濃密な体験の反動からか、長く不遇の時代を迎えることになります。言い方は悪いですが「女に不自由する」という期間がずっと続いていたのです。なんとか結婚はしたものの、世間でよくあるパターンなんでしょうか、子どもができたのを機に、ごく当たり前のようにセックスレス夫婦になりました。
どうして出会い系を始めようと思いついたのか、今では全く思い出せませんが、結果的には最初の一歩を踏み出して本当に良かったなと思っています。
これはその記念すべき一番最初の出会いの記録です。
出会い系を始めてみた
年の瀬にちょうど配偶者の出張が予定されていて、その間仕事をやりくりすれば多少の自由時間が手に入るという状況がありました。普段の欲求不満を解消するのはここしかないと考えて、前々から調べていた出会い系を始めてみることにしたのです。
まず、遊びだけに使う秘密の電話番号を手に入れました。仕事の昼休みにオフィスを抜け出して、近所の格安ショップへ契約しに行きました。電話番号の次は出会い系サイトへの登録です。ネットでいろいろとリサーチした結果、3つのサイトに登録することに決めました。最初の登録から6年くらい経ちましたが、いまだに使っているのはこの3つだけです。それで十分に出会うことができるので、他のサイトやマッチングアプリに手を広げる必要がないのです。
とはいえ、最初の出会いまでには多少の苦労がありました。
配偶者の出張まで3日となったとき、出会い活動をスタートさせました。まずは登録したサイトでそれぞれポイントを購入し、掲示板に募集記事を載せてみました。記事を書く際のポイントなどもまるでわかっておらず、希望の日時と営みを前提とした出会いを求めているということを書いたような気がします。アップロードのボタンを押したときはすぐにでも欲求不満の女性たちから大量の応募が殺到するような気がしていましたが、もちろんそんなことは起こりません。2〜3件パラパラと応募があったものの、すぐに数多くの新規投稿に押しやられて私の記事は見えないところへと落ちて行きました。
何人かの女性とやり取りするもすべて失敗
気を取り直して、とにもかくにも問い合わせをくれた人たちと連絡を取ってみることにします。しかしこれもうまくいかず、すぐに連絡が途絶えてしまいます。理由は簡単で、私はお相手に顔写真とLINEの交換を要求するというバカなことをしていたのです。今から考えると本当にどうかしているのですが、ドがつく初心者だった私は、出会い系指南サイトに書いてあることを鵜呑みにして、それが「業者」や「サクラ」を排除する方法だと考えていました。
掲示板の種類を変えて、似たような書き込みをそれぞれのサイトに投稿してみましたが、結果は同じでした。2〜3人は針に食いつくものの、釣り上げることなく逃げられるということを何度も繰り返し、気がつくと購入したポイントも心もとなくなっていました。素性のわからない男から写真とLINE交換を要求されて応じてくれる一般女性などいるはずがありませんね。ただ、失敗して初めてわかることもあります。ポイントは無駄に消費しましたが、勉強もできたと思っています。さらには、この最初期の頃に業者にひっかかりかけるという失敗もしたのですが、それも大変いい勉強になりました。それについてはいずれまた稿を改めてご紹介します。
失敗の原因を分析
私は失敗の原因を考え、やり方を変えることにしました。こういうサイトに登録している女性は、何らかの形で男性との出会いを求めている、それは間違いないと思います。中には業者やサクラもいるでしょうが、一般女性で、ある種のロマンスだったり、心ときめく時間、そして男性との営みを求めている人はいるはずなのです。だからこそこのようなサイトが存在できる訳ですし。しかし、掲示板に募集広告を載せて待っていても、問い合わせをしてくれる女性はとても少ない。後で何人もの女性と出会うようになり、彼女たちの話を聞いてわかったことなのですが、女性は自分から動かなくても日に何件も、ときには何十件もアプローチがあるのです。その中から良さそうなのを選べばそれで事足りるので、わざわざ自分から男性のプロフィールや募集記事を見に行ったりはしないそうです。いずれせによ、待っているのは彼女たちの方であって、私が待っていても永遠に会えないということです。
場違いな書き込み
私は自分が投稿するのはやめて、女性の募集投稿を読んでみることにしました。全部が全部とはいいませんが、募集掲示板にはプロやセミプロの方も多くいると聞きます。何があってもそういうものにひっかかって時間と労力を無駄にしたくはありません。そして、そのようなマインドセットで実際に掲示板を覗いてみると、サイトを始めたばかりの初心者にはすべてが怪しく見えてしまいます。特に性欲を持て余していて、誰でもいいから解消して欲しいというような書き込みは「いかにも」という感じがしてしまいます。試しに投稿者のプロフィールを見ると、とてもかわいい女の子の写真が貼りつけてあったりします。もちろん真偽のほどは定かではないのですが、そんな(男性にとって)うまい話があるか?と思ってしまうのです。さらに「今から会いたい」だとか、「今日何時にどこそこで」というようなものもかなりハードルが高いように感じられました。私は、できれば何度かメッセージをやり取りして、ある種の信頼関係を築いてからでないと会うのは難しいと考えています。スピード感を重視するタイプの方とは話が合わないだろうなとの思いがありました。掲示板の投稿を読み、さらにプロフィールも確認していると、またじりじりとポイントが目減りしていきます。これは出会い系サイトというものを使って女性を探すこと自体が間違っているのかと根本的な疑問が頭をもたげかけたとき、とある投稿が目に止まりました。その投稿は「会える人を探しています。まずはメッセージからよろしくお願いします」というような素気ない短文で、その他多くのこってりとした投稿文や、とにかく事を急ごうとする感じの募集記事の中にあってかなり場違いな感じがしました。私はそこにリアリティを感じました。試しに個人の詳細ページを見てみると、まずプロフィール写真というものがありませんでした。そこにもまた深く納得しました。不特定多数の人間が出入りする匿名掲示板に顔写真を堂々と晒すのはよほどのことです。私自身も自分のプロフィールページに写真は載せていません。載せた方が返信率が格段に上がるということは分かっていますが、身バレのデメリットの方が大きいと考えています。
この女性は玄人ではない確率が高い、私はそう考えて、彼女にメッセージを送ってみることにしました。
彼女のお名前は「かおり」さん。
30代前半で、都内で会社員をしているそうです。都合の良い時間帯は不定期となっていました。