みなさんご機嫌いかかでしょうか。中年ED男のなまくらです。
ようやく秋らしい気候になってきましたね。忙しさにかまけてしばらくご無沙汰してしまいました。今回ED克服の道がひとつの山を超えたので、皆様にご報告申し上げたいと思います。早速本題に入りましょう。
切れそうでつながった糸
前回は挿入で中イキさせることに成功したというお話しをしましたが、今回のお相手も同じ女性です。お名前は仮に「まみさ」さんとしましょう。本人申告では40代後半とのことですがおそらくもっと上です。50代前半くらいでしょうか。目がぱっちりと大きく、少女のようにはにかむ表情が印象的です。もちろん名実ともに完全なおばさんということになる訳ですが、私は彼女のことを率直に可愛いと感じています。
彼女は初回の事後にメッセージをくれました。こんな私ですがまた会っていただけますか?と遠慮がちに書いてあり、私はもちろんまた会いたいと返しました。そこから彼女との日常的なメールのやりとりが始まりました。内容は他愛もない日々の出来事の報告です。しかし2週間ほどやり取りを続けたものの、ある日を境にぱったりと連絡が途絶えました。原因ははっきりしません。が、こういうことは割によくあることです。メッセージを送ったものの、私の中の何かが相手を失望させるのでしょう、返信が来ないのです。逆に私の方が女性の何かにうんざりして返信せずそれっきりというパターンもあります。我々は恋人ではありません。たとえベッドの上で一糸纏わぬ姿を見せ合ったとしても、所詮はお互いの本名も知らないような薄い関係です。いつ関係が終わりを迎えてもおかしくない。
彼女は「仕上がった身体」の持ち主だったので、少し惜しい気はしました。しかし、こればかりはどうしようもありません。我々の関係は一期一会だったものと割り切り、私はまみささんのことを頭から締め出しました。
その後8月に47歳の人妻と一回限りの関係を結び、9月にはエース定期のみわこさん41歳と定例会を行いました。どちらもとても楽しいセックスでしたが、私のなまくら刀は相変わらずでした。硬いまま挿入できるし、ある程度はピストンもできるのだけれど、自力では最後まではいけません。さて、次はどうしたものかと思っていたところ、まみささんから1ヶ月ぶりくらいにメールが来たのです。「私のことは覚えてますか?よかったらまた会いたいのですが」と書いてありました。そっちからコミュニケーションを一方的に打ち切っておいて、そのことには一切言及せずに覚えてますかも何もないもんだ、正直そう思いました。何で急に連絡をくれなくなったのか?そう訊きたい気持ちもありました。しかしここで恨み節をぶつけても仕方がありません。こと女性との関係においては、名よりも実を取るというのが私の一貫したポリシーです。女性の方からもう一度セックスがしたいと申し出てきてくれているのだから、私のつまらないプライドなんかは問題にはなりません。私は連絡が途絶えていたことには一切触れず、元気ですよ、またお会いできると嬉しいです、と紳士的に対応しました。その結果、10月の初旬に会うことになったのです。余裕をもって(あるいは余裕のあるフリをして)いれば、物事が上手い方向に転がることは多いです。
密室で
そして約束の日。彼女と駅前で落ち合い、前回と同じホテルへと向かうことになりました。彼女は初対面のときと同じようにずいぶん緊張しているように見えました。笑顔がこわばっているように見えたのです。私は「お元気でしたか?」とか「最近はお忙しいんですか?」とか、会話の導入として当たり障りないことを聞きながら、どのように物事を運ぼうかと思案していました。ホテル近くのカフェに差し掛かったとき、彼女に「冷たい飲み物でも買っていきましょうか」と声をかけました。10月とはいえまだまだ気温は高く、汗ばむような陽気です。飲み物でも飲んでリラックスしながら、雰囲気を作っていこうと考えてのことでした。すると彼女の方が「甘いものは嫌いじゃないですか?」と聞き返してきました。私は要領を得ないまま「ええ、好きですよ。辛いものも好きだけど、甘いものも好き」と答えました。彼女は「よかった」と言って、ショルダーバックからコンビニブランドのキャラメルラテをふたつ取り出しました。「一緒に飲もうと思って買っておいたの」とひとつを手渡してきます。私と会う直前に駅前のお店でさっと買ったのでしょう、ドリンクはよく冷えていました。私はその気遣いにとても嬉しい気持ちになりました。
「ありがとう、ちょうど喉が渇いていたんです」
私はドリンクを受け取ると、空いた方の手でまみささんの手のひらをそっと握りました。彼女は一瞬驚いたような表情を見せましたが、すぐに手を握り返してきました。
我々はそのまま手を繋いでホテルのエントランスへと歩を進めます。平日だというのに部屋はほぼ満室でした。幸い一室だけ空きがあり、迷うことなくその部屋を選択します。
ソファに並んで腰掛け、しばらくの間彼女の身の上話に耳を傾けます。彼女は緊張しているようでしたが、ひとたび口を開くと思った以上に饒舌になりました。夫や義両親との関係がうまくいっていないこと、社会人と大学生の娘がいくぶん心を病んでいること。その状況を何とかしようとして、スピリチュアル的なセミナーに通うようになったが、少し違和感を感じていること、などなど。彼女の上のお子さんは、勤め先での人間関係がうまくいかず、毎朝「仕事に行きたくない」と泣くのを、何とか励まして駅まで送っていくんだそうです。私はそういう類の話、特に子供が何かしらのトラブルを抱えているというような話には、傾聴するだけで何も言わないという方針で臨みます。そのような身の上話というか、深刻な打ち明け話をされたとき、以前の私は何とか相手の気持ちを軽くしてあげようと、あれやこれやと考えて、具体的なアドバイスを述べたりしていました。しかし、何度か失敗してわかったのですが、女性の方はそんな筋の通った一般論はまったく求めていないのです。私は過去に何度か、子供が病んでいるという女性と関係を持ったことがあります。彼女らは一様に事後に打ち明け話をしてきました。私の方も一生懸命考えてコメントを返したのですが、いずれの女性とも連絡が取れなくなりました。そういう手痛い経験を経て、私はいろいろなことを学んだのです。
まみささんには、話したいだけ話させておきました。相手の話に全神経を集中させ、ところどころで共感を示しつつ、しかし何も言わない。そうやって話を聞いてあげている内に彼女はある程度満足したのでしょうか、二人の間に沈黙がおりました。私はさりげなく彼女の手を取り、両手で包み込むようにしました。彼女は私に体重を預けるような形でもたれかかってきました。入室してから45分ほどが経っていました。
「お風呂入ります?」と彼女が切り出しました。
「そうですね。先に入って、よかったら呼んでください」と返します。
どうやら場は温まったようです。
バックでの挿入、そして
風呂場でひとしきりいちゃいちゃと密着を楽しんでから、ベッドへと移ります。私は念の為、ふたつある避妊具のどちらも開封して、裏表を確かめてからパッケージの上に置きました。ひとつは本来の目的に使うもの、もうひとつはアナル攻めに持ち込めそうになったときに中指に装着する用です。ペニスであろうと指であろうと、タイムロスなしですばやく避妊具をつけるためには、そのように準備が必要です。ちょっと小洒落たホテルだとパッケージがさらに小袋に入っていて、シールで封をしてあったりするのですが、これは百害あって一利なしの余計なサービスと言わざるを得ません。目の慣れない暗闇の中で小袋を開けて、さらにコンドームを開封して、表裏を確かめてと、そのようなことをもたもたやっていると、せっかく血の通った私のなまくら刀も女の身体も冷めてしまいます。備えあれば憂いなし、です。
型通りに彼女の身体を愛してゆきます。まみささんはおそらく50代半ばくらいの年齢でしょうが、身体はすらりと細く、乳房や尻には張りがあります。局部は熱くぬめった粘液で覆われています。私の手指や舌の動きに反応して、彼女の腰が前後左右に揺れます。こちらのペニスにも十分に血液が通い、精気がみなぎっているのがわかります。
私がED克服の為に常日頃から行っていることは次の通りです。まず5mgタダラフィルの服用と、エクステムクリームの局部への塗布は毎日欠かさず行っています。通勤電車の中でのPC筋トレーニング、週に一度の武道の稽古、なるべく1日おきの射精、高タンパク低カロリーな食事とサプリメントの摂取、週に一度は休肝日を設ける、などなど。
別記事で何度も書きましたが、昨年の8月に自らのEDが思ったよりもずっと深刻だということを痛感してから、克服のために色々なことをしてきました。
まみささんは定められたコースを辿って、何度か絶頂を迎えました。私は彼女を四つん這いの姿勢にさせて、その可愛らしい肛門に舌を押し当てます。前半のハイライトです。アナルをねっとりと舐めていると、眉間の奥に火花が散るような感覚がして、私の興奮も最高潮に達しました。ペニスは依然硬いままです。
彼女に少しフェラチオをしてもらってから、まずは正常位で挿入。まだいくらも動かないうちから彼女は大声で泣きながら腰をぐっと持ち上げ、身体を弓なりに反らせていってしまいました。
そのまま3分ほど結合していましたが、萎えてきてしまったのでいったん引き抜きます。まみささんに手でしてもらいながら、私も彼女のクリトリスを指先で探ります。彼女の泣き声が大きくなると、それに反比例するかのようにペニスを包んでいる指先の動きが緩慢になってきます。
「ねえ、また挿れて欲しい」と彼女が懇願してきました。
「上に乗ってみてくれる?」と声をかけると、「私あんまり動くの上手じゃないけど」と言いながらも私に馬乗りになります。再び固くなった陰茎がするりと膣の中に滑り込みました。彼女がいくぶんぎこちない動きで腰を前後に動かします。なるほど、確かにあまり上手ではないかもしれませんが、彼女の一生懸命さに心温まる思いがしました。彼女の腕を下からぐいと引っ張って抱き寄せ、唇を重ねます。抱きしめたまま、私が腰を動かして上下運動を行います。塞がれた女の口から泣き声が漏れ出します。5分ほどそうやって騎乗位を楽しんだでしょうか。またペニスから血の気が抜けていってしまい、仕方なく引き抜きます。
彼女に乳首を舐めてもらいながら、再び手のひらで包んでもらいます。優しい唇と舌の感触に腰がベッドに沈み込みそうになります。三度血が通ってきました。もうこのまま彼女の手でフィニッシュかなと思った矢先、まみささんが「いっかいバックしてみて?」と言ってきました。
「いい?」と請われて、あまり自信はなかったものの、「いいよ」と答えました。
彼女はシーツの上に立膝になり、それから上体を前に倒して尻を突き出す格好になりました。薄暗い中にも彼女の肛門と陰唇がさらけ出されているのが見て取れます。私の勃起は70%くらいの感じでしたが、とにもかくにも女が後ろから挿れて欲しいと言ってくれているからには応えたいものです。陰茎の根本をぐっと抑えながら、膣に挿入していきます。私が短足なこともあって、いまいち挿入位置がうまく定まりません。少し上向きになってしまうのです。彼女の両脚を少し広げさ、腰の位置を落とさせるとちょうどいい位置になりました。ピストンを開始。不安定な格好で体重を支えているからなのか、彼女の足腰と膣に力がみなぎり、正常位のときよりも締め付けが強くなったのです。これはいい感じです。私は軽快なリズムで前後運動を続けます。彼女の口から切なげな泣き声が上がります。ペニスが膣壁を往復するたびに、海綿体に血液が流入し、硬さが戻ってきました。彼女の尻を両手で鷲掴みにし、恥骨のあたりを狙うように角度をつけてピストンを行います。腰を振る、女が泣く、広げられた肛門が収縮する、膣がしめつけてくる!
「んんあああ、あいや、いやあ」
楽しい。しかし私は楽しもうという気持ちを何とか頭から振り払います。これは短期決戦にしないとまた萎えてしまう。私は腰のギアを一段上げました。突いて、突いて、突きます。腰の奥の方に重だるい射精の予感が兆してきました。これはいける!私はさらにもうひとつギアを上げ、一気呵成に攻め立てます。女の泣き声がほとんど絶叫になります。私の額には玉の汗が浮かんでいます。息が切れます。それでも休むことなく腰を振り続けます。陰嚢が女の会陰に打ち付けられて、パンパンという音を立てます。その音と女の泣き声が部屋中に響き渡っています。あと少し、あと少しで射精できそう!
「いや、いやあ、ああああ」
女が一際高い声で泣き、私の方にもその瞬間が訪れました。どくんどくんと熱く脈打つ亀頭、女の絞り出すような声。私もまみささんもははあはあと肩で息をしていました。100mを全力で走った後のような息苦しさです。
「ねえ、いっちゃった?」と彼女が訊いてきます。
「うん、出ちゃった」
私はペニスをゆっくりと引き抜き、枕元のティッシュの箱を手渡します。彼女はそこから何枚かを私のために取ってくれて、それから自分のものを処理しました。
「わたし、はあ、はあ、もういっちゃって、もうさ、中がほんとに熱くなっちゃって」
荒い息を吐きながら彼女が訴えかけてきます。
「うん、本当に気持ちよかった」
「よかったね、いけたんだね、よかった」
彼女が満足そうに言います。私はそっとくちづけして、彼女を抱き寄せました。腕枕をして身体を寄せ合い、お互いにしばしの余韻に浸ります。
私は充実感と虚脱感がないまぜになったような気分を味わっていました。女性の膣に挿入して、自らのピストンだけで射精にまで到達できたのはいったいいつぶりでしょうか。
勝因はいくつかあると思います。ひとつには後背位という滅多にやらない体位が刺激的だったことが挙げられるでしょう。アナルが丸見えになる四つん這いの体勢は実に眺めのよいものです。それから、これは体位のおかげなのかわかりませんが、まみささんのあそこの締まりが良かったことはとても助けになりました。萎えても諦めることなく「挿れて欲しい」と言い続けてくれた彼女の前向きさも良かったと思います。
まだ私は完全ではありません。
今回だって2回は中折れしている訳ですし、最後はいくつかの偶然がうまい具合に重なっただけのようにも思えます。コンディションが変われば中イキできない可能性も十分にあります。しかし、あのオーガストショックからわずか1年ほどでここまで立ち直れたことを喜びたいと思います。
ちなみに、明日はエース定期みわこさんとの2ヶ月ぶりの定例会です。さて、どのようになるのでしょうか。今からとても楽しみです。