出会い系100人斬り記録#10・顔のわからないデパート店員に生でしようと言われた話・PART2

  • 時期:2018年12月
  • 名前:ななみ
  • プロファイル:30代前半・スレンダー巨尻・有名デパート店員
  • 服用薬:レビトラ
  • 会った回数:1回
  • メモ:多分美人だが最後まで顔がわからず

出会い系100人斬り記録#10・顔のわからないデパート店員に生でしようと言われた話・PART1

場末の連れ込み宿

彼女は勝手知ったる顔で駅前の路地を抜けて行きます。私が下調べをしてあった川沿いのホテルへ向かう道ではありません。

この辺りはよく知ってるんですか?

私は彼女に水を向けます。

ええ、地元駅はもう少し先なんですけど、学生のときにここは通学経路だったんです

なるほど。今のお仕事はデパートでしたっけ?

そうなんです。だからなるべく職場から遠い穴場的なところが良かったんです。お客さんとばったり会ったりすると大変なんで

ご苦労が多いんですね

ななみさんは話しながらも確信を持った足取りで進んでいきます。相変わらず彼女の顔は帽子のひさしに隠れていて見えません。そのファッションはデパート店員だけあって洗練されたものでしたが、その不自然にひさしの大きい帽子が何とも言えない違和感を醸し出していました。

ここです

彼女が足を止めた先には昭和の時代からそこにあるんじゃないかと思うような年季の入った灰色の建物がありました。緑色の看板には楷書体で「旅館〇〇」と書いてあります。ブロック塀に掲げられた料金表には一応「御休憩〇〇円、ご宿泊〇〇円」とあるので、なんとかその手のホテルなんだということがわかります。建物自体はひと昔前の集合住宅のように見えるのですが、門構えだけが温泉旅館風で、玄関へと至るアプローチには玉砂利が敷き詰められていたり、玄関のひさしの部分だけが瓦葺だったりします。そのとってつけたような中途半端な装飾を見るにつけ、ホテルではなく正しく「連れ込み宿」と呼ばなければならいという気持ちになります。はっきりいって私は面食らっていました。人気のない路地裏にひっそりとたたずむ場末の連れ込み宿、そんな場所に顔を隠した若いデパート店員に連れ込まれようとしている状況はどう考えてもシュール過ぎました。私が下調べをしておいた川沿いのホテルの方がいいのではないだろうか?彼女に一声かけてそちらに誘導しようかと一瞬迷いましたが、まあホテルだろうが連れ込み宿だろうが、結局いたすことは同じです。私は黙ってそこに入ることにしました。

引き戸を開けて中に入ります。ロビーであるはずの空間には、およそホテルとは思えないような生活感のある調度品が置かれていました。フロントと思われる場所に人気はなく、ななみさんが「すみませーん」と声をかけますが、誰かが出てくる様子はありません。フロント横に上階へと続く階段があり、かすかに掃除機をかけるような音が聞こえます。

上にいるのかな

彼女は階段を上り始めました。仕方がないので私も後に続きます。
二階には客室がいくつかあるようでした。廊下の先に開け放たれたドアがあり、その中から掃除機の音が聞こえていました。前の客の後始末をしているのでしょう。昼日中からこんな連れ込み宿を利用する客がいるのだということが驚きでしたが、他人のことをとやかく言えた義理ではありません。

すみませーん

彼女が入口に身体を半分だけ入れながら声をかけます。中かから「はーい」という声がして、エプロンをした中年の女性が出てきました。自宅の部屋を掃除していたおかあさんという格好で、一瞬ここがどこなのかわからなくなります。
掃除をしていた女性は「すみませんね〜気づかなくて」とかそういうことを言いながら、我々を先導する形で階下へと下りていきます。この生活感100%な感じはいったいどうしたことでしょうか。フロントで女性に料金を支払い、部屋のキーを受け取ります。この手の施設はだいたいパネルで部屋を選び、係の顔が見えない作りのフロントでこそこそと料金を払うのが常ですが、この連れ込み宿では非常にオープンで家庭的な感じでものごとが進みます。ひなびた温泉旅館にでも来たような気分です。

部屋はこれまた場違いに広く、民家のリビングを居抜きで使ったのかと思うような造作でした。ソファがあり、二世代くらい前の小型サイズのテレビがあり、ベッドがありました。空間的には広いのですが、家具と家具の間には妙に距離があり、「いとなみのための部屋」という雰囲気はありません。壁には木製のドアがあり、古式ゆかしい丸型のノブを回すと、そこがトイレと浴室であることがわかりました。部屋が広い割に浴室は手狭なユニットバスで、大人二人が一緒に入るのは無理であろうと思われました。
場末の連れ込み宿という言葉が再度私の脳裏に浮かびます。

まともではない

我々はソファに並んで腰掛け、取り止めもなく話をしました。彼女は部屋の中だというのに、その不自然にひさしの大きい帽子を被ったままでした。横目で彼女の方を見やりますが、相変わらず目深にかぶった帽子に隠れて顔はよく見えません。とにかく面を割りたくないのだという強固な意志が伝わってきます。

クリスマスはどうされたんですか?

特に何もないですよ。普通に仕事です。ななみさんは?

ななみは怒涛のクリスマスシーズンで生ける屍と化してました

幾分芝居がかった調子で早口で話す彼女。緊張しているのでしょうか、少し切迫した感じがします。
プロフィールによると30を超えているはずなのですが、一人称は自分の名前でした。何かのキャラを演じているのだろうか?という気もします。

ははは、かきいれどきですもんね。あ、唯一クリスマスらしいことをしました

ほう、と言いますと?

職場の近くにパン屋があるんですけど、昼ごはんを買いに行ったら小さいシュトーレンが売ってたんですよ。思わず買ってしまいました

いいですね〜、ななみもパン屋さん大好きです

古いパン屋さんなんでオシャレ感ゼロなんですけどね、味はすごくいいんです

ななみの職場の地下にパン屋さんがたくさんあって

ええ、デパートですもんね

色とりどりの素敵なパンがたくさん並んでるんですけど、見えないふりをしています

というと?

パンは太りやすいんで、大好きなんだけど我慢してるんです

ははは、糖質多そうですもんね

何かのキャラに自分を仮託しているような感じもありますが、会話自体はまともです。なんならだんだんと盛り上がって距離が詰まってきているようにも思えます。まともではないのは、彼女が決して帽子を取らないことです。

風俗のおねえさんのように

ひとしきり話に花が咲いたところで、彼女は風呂場へと消えていきました。いまだに彼女がどんな顔をしているのかわからないのが不自然ではありますが、話の内容そのものにはリアリティがあるように思えました。デパートという職場がどんなところなのか分かりませんが、出会い系で知り合った男が自身の職業上の顧客であるというような可能性はどれほどのものなのでしょう。あるいは彼女は男性向け商品の専門店の売り子なのでしょうか。私は風呂場から聞こえる水音を聞くともなしに聞きながら、ぼんやりとそんなことを考えていました。それから立ち上がって枕元に行き、ベッドパネルを操作して照明を落としました。顔を見られたくないのならできるだけ暗い方がよかろうと思い、明かりをぎりぎりまで絞ります。やがて水音がやみ、シンプルにバスタオルを巻きつけた格好のななみさんが出てきました。さすがに帽子は脱いでありました。入れ替わりに私がシャワーへ入ります。

ベッドに乗るときに少し顔が見えましたが、薄暗くてディテールまではよくわかりません。小顔の美形ではあるのでしょうが、抱き寄せてハグをしても顔を背けたままです。当然キスもできません。

きのう母がクリスマスチキンを作ったんだけど、にんにく入れすぎちゃって

彼女は困ったような声でそのような言い訳を口にしました。セックスはするけど決して顔は見せないぞという固い意志が感じられます。
気を取り直してゆっくりと女の肌を撫でていきます。ほっそりと華奢な体つきです。形のよい小ぶりな胸と綺麗に浮き上がった鎖骨。薄暗い中にあっても、ななみさんの均整のとれた肉体の存在をはっきりと感じます。さあここからこの身体をどのように攻めてやろうかと思っていると、彼女はむくりと身体を起こし、私に覆い被さってきました。あれ、何をするのかな?と思う間もなく彼女の身体が私の下半身の方へと移動し、掛け布団の奥へと潜り込んで行きました。ほぼ同時に柔らかく熱いものが私の亀頭を包んだかと思うと、上下の往復運動が始まります。あれ、いきなりフェラなのか?まったく予期していないタイミングでペニスを咥えられて、私は面食らいました。もちろん気持ちはいいのですが、あまりやり過ぎると開始3分で射精ということにもなりかねません。とはいえ、女の熱い粘膜の感触というのは何者にも変え難い素晴らしさがあります。ペニスにどっと血が通い、鈍い快感が突き抜けるように襲ってきます。巧みなフェラチオでした。腰がベッドの奥深くに沈み込み、いつまでもこうしていて欲しいという気持ちが湧き上がってきます。性欲が強めなのでしょうか、それともさっさと口でフィニッシュさせようといているのでしょうか。色々な考えが浮かんでは快感にかき消されていきます。こうなってしまっては、もうどうしようもありません。

幸いなことに、その日私のペニスはまずまず良い調子でした。勃起は十分な硬度を保ち、射精までにはまだ余裕があるという感じです。事前に飲んだレビトラがよく効いていました。女の子の方もそうそういつまでも往復運動を続けられるものではありません。ななみさんがいったん口を離したタイミングで、私は上半身を起こし素早く彼女を抱き寄せます。

すごく気持ちよかった

ほんと?嬉しい

そのまま彼女に体重を預けるように前傾になると、素直に押し倒されてくれました。ようやくこちらが攻める番です。髪をなで、首筋に触れ、鎖骨を指先でなぞります。形の良い乳首とくびれた腰、すっと筋の通った腹筋、控えめな陰毛にほっそりとした形の良い脚。30代前半だということですが、実に見事なスタイルでした。プロポーションを保つために色々な努力をしているのでしょう。ななみさんの美しい裸体を眼前にして、私も俄然鼻息が荒くなります。
しかし、キスをしようと顔を近づけるも、ななみさんは手の甲を口元に押し付けて隠しています。これはどうしたことでしょう。
その昔、風俗店でこういうポーズをみたことがあります。その日その時間に稼働しているキャストを写真で選ぶことができるのですが、その写真に写っている女性たちがまさにそんなポーズで顔の半分を隠していたのです。胸元の大きく開いた超ミニのワンピースを着た女性がベッドに膝立ちになっているという、非常に性的アピールの強い写真でした。どの写真の子も自らの手で目元や口元を覆っているので顔がはっきりとわからないのですが、それが返ってこちらの想像力を掻き立てます。いざ対面してみると写真とは全然雰囲気が違ったなんてこともありましたが、そんなことはプレイが始まってしまうともうどうでもよくなります。優しい子もいれば、お仕事感の強い子もいました。そして、当たり前の話ですが、どの嬢も顧客である私と実際に肌をあわせているときに顔を隠したりはしませんでした。対外的な宣伝用写真は不特定多数の眼に触れるため、その子の女性的な魅力をアピールしつつ、面が割れないようにしているのでしょう。リスクを避けるためにそういう配慮が必要なのは十分に理解できます。ただ、実際にプレイをするときに顔を隠していてはどうしようもありません。
顔を背け、手のひらをこちらに向けて顔を隠しているななみさんを見て、そんな昔のことが思い出されます。彼女はデパート店員であって風俗のおねえさんではないはずですが、私はいささか頭が混乱する思いでした。頭隠して尻隠さずという言葉がありますが、まさにそんな具合でした。

今日は安全日

彼女をうつぶせにさせて、背中からお尻、脚へと愛撫をしていきます。背中側から彼女の身体を見ると、ほっそりとくびれた腰と対照的にお尻はかなり大きいことがわかりました。安産型というか、でかじりというか、全体的にスレンダーなのに、そこだけ妙にバランスを欠いた幅広のお尻です。私はどちらかというと控えめな小尻がタイプですが、存在感のある大きなお尻もそれはそれで魅力的です。彼女の両脚を開かせて、その巨尻と脚の境目を優しくゆっくりとなでます。私の指先の動きに反応するように、大きな尻が持ち上がり左右にふらふらと揺れます。部屋の薄暗さにも目が慣れてきて、いくぶん大きめの肛門と陰唇がよく見えました。素敵な眺めです。陰唇の合わせ目に中指を滑らせると、そこは驚くほど熱くなっていて、粘度の高い液体がまとわりついてきました。

いやあんん

ななみさんが可愛らしい声で泣きます。陰核を探り当て、絶妙な速度と力加減で指先を回転させると、「あ、あ、ん、んん、あああ、ん!」と泣き声が大きくなります。中指を陰唇にぴたりとあてがい、指先でクリトリスを弄びながら、親指の腹を肛門のひだのところに当てゆっくりと押し込んでいきます。そうやって右手で股間の主要な3点を攻めながら、空いている左手を彼女の脇腹に差し入れます。ななみさんは肘を立てるようにして上半身を浮かせます。左手の人差し指と中指で乳首を挟み込み、これまた絶妙な力加減で刺激を加えていきます。両手で4箇所を同時愛撫するこの技は私の必殺技のひとつです。速度と強度を一定に保ち、淡々と同じ動作を続けていきます。彼女の腰が上下左右にくねくねと動きます。やがてそのときが。

あああ、あ、いやああん、いくいく、いくううっ!

ななみさんの四肢にぐっと力が漲ったかと思うと、腰が天井に向かってぐんと勢いよく持ち上がり、そのままの姿勢が3秒ほど続きます。それから力がふっと抜けて腰がどさっとベッドに落ちました。
彼女は肩で息をしています。開始早々フェラチオをされて調子が狂ってしまいましたが、ひとまずは彼女をいかせることができたようです。うつぶせになった彼女の腰を優しく撫でさすります。

ほどなくしてななみさんは上体を起こし、私に抱きついてきました。細い腕が私の背中へと回され、彼女の唇が私の首筋へと押し付けられます。ちゅ、ちゅっという音がして顔が首から鎖骨へと下りていきました。乳首に熱いものが触れたかと思うまもなく、彼女の舌がゆっくりと回転運動を始めます。私の腰の奥の方に鈍い快感が伝わっていきます。腰がベッドに沈み込みそうになり、思わず上体がのけぞります。乳首舐めは本当に素晴らしいものです。フェラチオと違って刺激がマイルドだし、意に反して射精をしてしまう心配もないので安心して快感に身を委ねることができます。陶然となりながらななみさんの熱い舌先と唇の感触を楽しみます。しかし、次の彼女の言葉にまた面食らうことになります。

今日安全日だからつけなくてもいいよ

え?

私が驚いて聞き返すも、彼女はそのまま私の股間に顔をうずめ、躊躇なく亀頭を口に含みました。柔らかい舌と濡れた粘膜がペニスを優しく圧迫しながら上下にスライドします。

うああ

海綿体に血流がどっと流れ込み、付け根から先端まではち切れんばかりに充血しています。襲い来る快感の波に飲み込まれながら、この子はいったい何を言っているのだろう?と混乱します。安全日?
排卵後の妊娠し辛い時期のことを言いたいのでしょうか。そういう身体的コンディションであるからして、避妊は必要ない。早い話が彼女は生でやろうと言っているのです。コンドームをつけずに挿入し、そのまま膣内に射精しても妊娠しないから大丈夫だと、こう主張している訳です。ななみさんは熱心にフェラチオを続けています。くちゅっくちゅっという湿った卑猥な音が薄暗い部屋に響きます。つい1時間ほど前に会ったばかりの素性のまったくわからない男女が全裸で密着しているという状況自体十分非現実的なのですが、それをさらに中出ししてもよいなどと女の側から提案してくるなど、そんなことが起こり得るのでしょうか。
ななみさんのフェラチオの気持ちよさに腰砕けになりながらも、私は頭をフル回転させます。それは生で挿入して中出しできれば気持ちよかろうとは思います。しかし、例えば彼女が何かの性病に罹患している可能性はないのか。あるいは、安全日だと言っていたのに後になって妊娠したと告げられることはないのか。怖いお兄さんが出てきて脅されたりするかもしれない。私は中出し後に起こりうる様々な災厄を一瞬のうちにシミュレートしました。

念の為ゴムはつけよう

ななみさんがようやく口に含んでいたものを離します。飲んだ薬が効いているということもあって、ペニスは十分に固く反り返っています。心臓の鼓動が耳の内側にはっきりと聞こえ、それに呼応するかのように、ペニスがびくんびくんと脈打ちます。このまま彼女の希望どおり生で挿れてしまうべきなのか。
私は立膝のまま彼女を左腕で抱き寄せ、右手で股間を探りました。陰唇に中指を滑らせると、たっぷりとした熱い粘液が指に絡みつくのがわかりました。押し込むようにゆっくりと力を加えると、中指がするするっと膣の中に入っていきます。

ああん

ななみさんが声をあげて反応します。無意識に彼女の腰が後ろへと逃れようとしましたが、抱き止めている左腕でぐっと支えます。第二関節くらいのところまで指が沈んだところで、恥骨の側へ向けて指の腹をとんとんと動かします。Gスポット愛撫のコツはとにかく終始一貫して同じ力加減、同じリズムを保つということです。

や、あ、あ、いやあ、あああ、ああ、あ!

ななみさんの可愛らしい泣き声が耳元で聞こえます。腰が浮いたり沈んだりと上下に動きます。彼女は私の首にしがみついています。

いれてください、ああん、あ、いれて、いれてください

彼女が泣きながら懇願してきます。それを無視して指を一定速度で動かしていると、すぐにそのときが訪れました。

あああ、あああ、いや、いく、いくいっちゃうう、ああ

私の首に回された腕にぐっと力が入り、頸動脈を圧迫してきます。それから彼女の下半身ががくがくと痙攣を始めます。一瞬息ができなくなりましたが、彼女をきちんと指技でいかせることができて、私は内心快哉を叫んでいました。指をゆっくりと膣から引き抜きます。彼女はベッドに女の子座りになってしばし呆然としています。私の指には彼女の膣壁から滲み出た粘液がからみついていました。それを口に入れ、舌先で愛液を味わいます。なんとも言えない動物的な匂いが鼻腔を抜けていきます。

ねえ、いれてください

彼女はうずくまると、みたび私のペニスを口に含みました。女性は男性器を口に含むという行為にどのような思いを抱いているのか。男の私にはうまく想像できませんが、三度も咥えてくれるということは、少なくともななみさんはそれが嫌いではないのでしょう。熱心なご奉仕を受けて、私のそれには再び熱く血が通います。身体を捻って後ろを向き、枕元に置いてある避妊具を手に取ります。封を開け指先で触って裏表を確認。それから彼女に声をかけます。

念の為ゴムはつけましょう

ななみさんは口を離すと、私の手から避妊具を受け取りくるくると器用に被せてくれました。あくまで生でしようと強く主張されたらどうしようと少し心配でしたが、取り越し苦労でした。

それっきり

彼女に仰向けになってもらい、その両脚をゆっくりと押し広げます。1分くらい時間をかけて挿入。亀頭がはちきれんばかりに膨張して、痛いくらいです。いつになく調子がいいとと感じます。レビトラを服用したのは初めてでしたが、その強烈な効き目を実感しました。奥まで挿れてからピストンを開始します。亀頭が膣の中を往復します。気持ちはいいのですが、すぐに出ることはなさそうです。
私の腰の動きに合わせるようにななみさんが可愛らしい声で泣きます。「気持ちいい!気持ちいい!」と盛んに連呼しています。しばらくとんとんとんとゆっくりめのピストンを楽しみます。まだまだ射精には程遠い感じです。よし、いっちょいかせてやるぞ。私はそんな気持ちになっていました。彼女の両太ももを抱きかかえ、背筋をピンと伸ばして若干後ろ反りの体勢を取りました。そり返った亀頭で膣壁の前面部、Gスポットのあたりにあてがいます。それから支柱の役目をしている女の両脚につかまるようにして前後に反動をつけ、素早い動きで腰を動かします。速突、挿入のハイライトです。

や、ん、ん、いやあん、ああん、んん、ん!

彼女の呼吸が一瞬止まり、それから噛み殺した様な泣き声があがります。顔を背けて必死に声をこらえているようです。相変わらず手のひらで口元を隠しているのでその表情の全てを伺い知ることはできませんが、瞼が固く閉じられ眉間にはぎゅっと皺がよっています。私は委細構わず高速でピストンを続けます。息が切れるまで腰を動かし、しばし小休止。続いて、やや前傾姿勢になってから奥の方を突いていくと、ななみさんはたまらず大きな泣き声をあげました。

ああああ、いや、あ、ああああいく、いくうう

彼女の腰がぐぐっと持ち上がり、両脚に力が入ります。挿入でいかせることができて、私は全能感に浸りました。
その後もいろいろに突き方を変えながら存分に楽しませてもらいました。ただずっと顔をそむけて手で隠しているのが残念でした。挿入したらキスくらいさせてくれるかと思いましたが、それもありませんでした。
最後は抱き起こして私が後ろに倒れ込み、騎乗位の体勢をとります。抱き寄せるとしっかりとしがみついてきました。腰を打ちつける様に上下に動かします。彼女は大きな声で泣いていますが、こちらも「いっちゃういっちゃう」と声が出てします。盛大に放出して終了しました。

抱き寄せてのピロートーク。彼女はまだ緊張しているのか、いくぶん上ずった声で早口で話します。30分ほど他愛もない話をしました。
駅前まで彼女を送り、「良いお年を」と挨拶を交わして別れました。最後まで顔はよくわかりませんでした。

ななみさんとの出会いはそれっきりになりました。
事後にもなんとなくメールのやり取りが続き、次はいつ会おうかという話になっていました。
私は当然また会えるものだと思っていました。しかし、彼女が提案してきた日時は都合が悪く、残念だけれどその日は無理だと伝えました。その上で代替案も提示しました。この日とこの日なら大丈夫です。私はまた会えるものだと確信していたので、それを最後に彼女からの連絡が途絶えたことが最初うまく理解できませんでした。しかし3日経っても、1週間経っても、待てど暮らせどななみさんから返信は来ません。何十人もの女性と遊んできた今となっては、そういうことは別に珍しいことではないとわかっていますが、当時の私は返信が来ないことでいささかショックを受けました。私はこれまでの人生経験から順守しているルールがあって、それは「追いメールはしない」というものです。先方から返信が来ないのであれば来るまで待つし、待っても来なければ諦めるだけです。追いメールをしても絶対に事態は好転しないし、自分が惨めになるだけです。

ななみさんからメールは来ず、我々の関係は一期一会となりました。結局彼女の顔はよくわからないままとなりましたが、いつかそうと知らずにどこかのデパートで再会を果たすかもしれません。

最新情報をチェックしよう!