- 時期:2017年12月
- 名前:りえこ
- プロファイル:30歳・旦那と別れたがっている若妻
- 服用薬:シアリス
- 会った回数:1回
- メモ:可愛いのに控えめで自己肯定感の低い天然女子
年の瀬に4件の予約
みなさんこんにちは、なまくらです。いつもご高覧ありがとうございます。
師走でございますね。
コロナが5類へと移行したからなんでしょうが、今年の年末はオフラインの忘年会が戻りつつあるようですね。
かくいう私も忘年会の予約が4件も入っています。仕事を円滑に進める上でお酒の力はそれなりに必要だと思っているので、誘われたらなるべく参加するようにしていいます。美食三昧で体重が心配ですけどね。
そして、こちらが本題ですが、忘年会とは別の「予約」も4件入っています。こちらはよりよき人生を過ごす上でなくてはならないことです。ちなみに4件すべて別の女性です。
一人はここ2年ほど付き合っている年上彼女で、だいたい3ヶ月に一度のペースで会っています。
40代後半ながら均整のとれたボディの持ち主で、感度がとにかく素晴らしく、一度のセックスで何度も絶頂を迎える姿がこの上なく愛おしいです。アナルを攻めると繰り返しいってくれるのが本当に可愛い。歳が近いので話も合うし、私が付き合っている女性たちの中でも一番のお気に入りです。堂々の「センター」といって差し支えないでしょう。
もう一人はこの秋から付き合い始めた、歳の頃は40代前半のシングルマザー。こちらの女性とはまだ2回しか会っておらず、いまいち距離が詰めきれていないのですが、性的感度の高さが気に入っています。彼女は最初の手合わせのとき、なんとアナル舐めで絶頂してしまいました。そのポテンシャルの高さに心が躍ります。私、アナル攻めが何よりも好きなものですから。今後のチューニング次第で大きく「成長」するものと思われます。楽しみです。
あとの二人はご新規さんです。一人は久々の20代、もう一人は30代です。すでに会う日取りが決まっていて、どんな素敵な時間を過ごせるのかと今からワクワクしています。果たしてアナル*は舐めさせてくれるでしょうか(笑)
今年もあと2週間ほどしかないのですが、その短い期間に4人もの女性とセックスすることになっています。
すごくないですか?
これは私がモテると言っているのではなく、出会い系サイトがすごいという話なのです。特に取り柄のない中年既婚男性でも、出会い系をうまく使えばこれくらいのことはできてしまいます。
私は今からちょうど7年前の今頃、出会い系サイトを利用し始めました。それまでは公私ともに冴えない、くたびれた中年男だった私ですが、出会い系を始めてから人生が一変しました。何人もの魅力的な女性と出会い、セックスができるようになったのです。今やベッドを共にした女性の人数は40人を超えています。私はいつからかいわゆる100人斬りを目指すようになり、そう遠くない将来に実現できそうな気がしてきています。女に不自由しなくなってからこちら、自信を取り戻し、人生も上向いてきています。読者諸兄にも出会い系を使った女遊びを始めることをおすすめする次第です。
2年目の冬
さて、今回は出会い系を始めて2年目の冬、ちょうど今頃の季節に出会った物静かな若妻との営みの記録をお届けします。
この年の晩秋から新年にかけての3ヶ月、私は立て続けに3人の女性と出会ってセックスをしました。出会い系を始めてから1年、私は二人の女性と定期的に付き合っていて、毎月のように逢瀬を重ねていました。それでしばらくは満足していたのですが、この頃から「もっと色々な女の子とやりたい」という思いが高じてきました。自分を試してみたかったということなんだと思います。
何人かの女性にアプローチした結果、まともな返事をくれた3人と会えることになりました。
最初の1人は元風俗業界で働いていたというともこさん。昔取った杵柄というか、さすがの性技を持っていた彼女に私はいいようにいかされてしまいました。
その時の記録はこちらに詳しいです。
そして2人目が今回のヒロイン、りえこさんです。
プロフィール上の年齢は20代後半、既婚、会社員、普通体型、趣味は映画、興味のあることは「遊び友達」となっていました。
特に変わったところのない普通の経歴であり、良くも悪くも平凡です。自己紹介も当たり障りのないことが書いてありました。
私はその普通な感じが気に入って、この人は素人だろうという判断を下しました。
出会い系には素人を装った風俗サービス従事者、いわゆる「業者」が結構な数潜んでいます。
そういう輩とやり取りをして時間と労力を無駄にしたくはないですからね。
りえこさんはファーストアプローチから2日後くらいに返信をくれました。時々ファーストコンタクトに対して秒で返信を返してくるアカウントがありますが、そういうのは「網をかけて待っている」セミプロか業者である可能性が高く、あまり信用してはいけません。彼女のように「特に急いでいない」というのんびりした感じの方が素人みがあります。
彼女のメッセージには「こんな私でよかったらぜひ仲良くしてください」と書いてありました。
謙遜なのか自己肯定感が低いのか、少し図りかねるところがありますが、こういうのも素人っぽくていいですよね。
何度かやり取りを重ね、何週間か先の、ちょうどクリスマスの頃に会う約束をしました。
この、「会う日が結構先になる」とうのも私の中で重要なポイントです。普通に仕事をしている社会人は今日明日会おうなどと無茶な提案はしてきません。もちろん私もそうです。空いている日はこれこれですが、そちらの都合はどうですか?というようなすり合わせを経て、何週間か先の日程で折り合いをつけるという場合がほとんどです。明日大丈夫です!というような相手は怪しいと思った方がいいでしょう。
なんと彼女の方から写真を送ってきた
やり取りは1日に一往復というようなのんびりしたペースで進みました。会う日を決め、場所を決め、待ち合わせ場所を確認し、まずは食事をしてその後(以下略)ということが決まりました。私は毎日のやりとりを楽しんでいました。彼女のメッセージから控えめで誠実な性格が伝わってくるようでした。
そんなある日、りえこさんは写真を送ってきました。私は出会い系を始めたばかりの頃、相手に顔写真の送付を求めて音信不通になるという失敗を何度か重ねて以来、写真の交換は諦めるています。自分の方から写真をくれと言うことはしません。それが、りえこさんは何と向こうから写真を送りつけてきたのです。
私は多少面食らいました。女の子の方から重要な個人情報である顔写真を送ってくるなどということがあるのか?と。
「私、こんな感じなんですが、大丈夫ですか?💦」というメッセージが添えられていました。
写真に写っていたのは、子犬を抱いたボブヘアの可愛らしい女性でした。タヌキ顔というのでしょうか、やや丸みを帯びた優しい輪郭に柔和な印象の目、にっこり笑った口元からはきれに並んだ歯がこぼれています。一眼見て「え?普通にめっちゃ可愛いじゃん、、」と声に出してしまったほどです。大丈夫も何も、こんな可愛い子と本当にセックスできるのか?と逆に不安になったほどです。
りえこさんのメッセージのどこにも「あなたの写真も送ってください」とは書いてありませんでしたが、返報性の原理というやつでしょうか、私も彼女にきちんと写真を送り返さねばと焦りました。
実は、私は自分の写真というものを持っていませんでした。
最初に登録したサイトに写真を似顔絵にするというサービスがあり、それで作ってもらった似顔絵イラストがあるのみです。
その似顔絵も誰もがアクセスできるプロフィールには載せず、アプローチの際にファイル添付という形で送っています。無論身バレを警戒してのことです。
私はスマホの自撮り機能を使って、ああでもないこうでもないと、何十回も撮り直しをした挙句、まだマシかなと思える一枚を選びました。
そして、「笑顔がとても素敵ですね。ワンちゃんも幸せそうです。お会いするのがますます楽しみになりました」という返信と共にその写真を送りました。
大丈夫かな、全然好みじゃないと言われないかなと内心どきどきでした。
翌日の彼女からの返信には「お写真ありがとうございます。私もお会いするのを楽しみにしています」と書いてありました。どうやら顔写真で拒否されるということはないようです。
天然女子だった
そして当日を迎えます。
私は顔写真で具体的なイメージを得たということもあり、とても気持ちが上向いていました。何しろ可愛いのです。こんないも可愛い子とセックスを前提に会うなんて、これまでの自分の人生では考えれないことです。何度も言いますが、出会い系は本当にすごいです。
仕事を早めに切り上げた私は、彼女との集合時間までカフェで時間を潰すことにしました。持参した文庫本を開くも内容がまったく頭に入ってきません。
りえこさんとはお互いの服装を伝え合っていました。
「黒のダウンコートにグレーのウールのスカート、黒のストッキングです。全身真っ黒ですね。カラスみたいでごめんなさい💦」
メールを読んで、私は思わず笑ってしまいました。写真を送ってきてくれたときもそうですが、あまり自分に自信が持てない性格のようです。容姿の良さと自信というのは必ずしも正比例関係ではないということでしょうか。
コーヒーを飲みながらこの後のプロセスをおさらいします。落ち合ったらまず食事です。待ち合わせ場所のすぐ近くの和食屋を予約してあります。お値段はちょっと張りますが、個室があるのがポイントが高いです。料理も上品で美味しいし、人目を気にせず二人きりでおしゃべりできて、この上なく使い勝手のよいお店です。そこで距離を詰めておいてから、しばらく町を散策し、頃合いを見てホテルへ。ホテルへ入ったらさらに距離を縮め、何なら一緒にお風呂に入ったりして、そしていよいよことに及ぶ。と、だいたいこういう流れです。文章で書くとバカみたいに平凡ですが、一連のプロセスには胸躍るロマンがあります。
ふと思いついてメールボックスを開けます。待ち合わせまではまだ小一時間ありますが、何かメッセージが来ているかもしれません。果たして予感は的中し、受信ボックスに新着メールが2件入っていました。開いてみるとりえこさんからです。
1件目。
「着きました。ブロンズ像の前で待っています」
5分後に2件目。
「お待ちしてますね。遅れそうならご連絡いただければ嬉しいです💦」
時計を見ると待ち合わせ時間の50分ほど前でした。
え?俺もしかして時間間違っちゃってる?と急いでサイトを開き、彼女とのメール履歴をチェックします。そんなはずはない。私はそういうことを間違えるタイプではないのです。ただ、もしもということはあります。
待ち合わせ時間を決めたのはかなり初期の方で、探し当てるのに少し手間取りました。
目的のメールを開き、待ち合わせ時間を確認します。
あ、やっぱり。間違っているのは彼女の方です。1時間早く待ち合わせ場所に来てしまったようなのです。
私は急いで返信の文面を打ちます。
「こんにちは。私の記憶が間違っていたら申し訳ありません。待ち合わせは〇〇時ではなかったかと思うのですが、、いかがでしょうか?ご確認頂けると幸いです」
こういうときに相手の間違いを指摘しても仕方がありません。こっちが間違ってたらごめんねというスタンスで、でも確認してくれると嬉しいなという風に、相手のミスだと断定しないことがポイントです。これは対女性に限ったことではなく、ビジネスシーンでも同じことだと思います。
3分後、彼女からメッセージが届きました。
「ごめんなさい!!💦1時間勘違いしてました」
「いえ、大丈夫です。今から向かいますね。ちょっとお待たせしてしまうかもしれません」
「すみません。私本当におっちょこちょいなんです。ゆっくりで大丈夫です」
慌てて駅へと向かいながら彼女とそんなやりとりをします。もともとカフェでぼんやりとしていただけですから、予定よりも早めに会っても問題はありません。
それよりも、りえこさんが落ち込んで帰ってしまったりしないだろうかと、その方が心配でした。
幸い私がお茶を飲んでいた場所は待ち合わせ場所のターミナル駅から特急で2〜3駅の距離でした。
「あと10分で着きますね。着いたらご連絡します。寒いから建物の中とかにいてくださいね」
「わかりました。ありがとうございます」
どうやらりえこさんはちょっと天然のようです。いやあ、この上なく愛らしいですね。
可愛いお顔を持った天然女子はある意味最強ですよね。同意してくださる読者諸兄も多いのではないかと思います。
意識的か無意識的かはともかくとして、天然であることは最強のストラテジーです。
何しろお顔が可愛い
結局元々の待ち合わせ時間の30分前に我々は落ち合うことになりました。
寒いから建物の中にいるようにと言ったにも関わらず、りえこさんは律儀に待ち合わせ場所で待っていました。
申告通り服装は全体的に黒のトーンでまとめられていましたが、ウールの短いスカートからストッキングに包まれた形の良い脚が伸びていて、可愛い雰囲気になっています。
私が足早に歩み寄ると彼女は心底申し訳なさそうな顔でこう言いました。
「本当にすみません、時間間違えちゃって」
可愛い女性でした。特に背が低い訳ではないのですが、華奢な身体つきで、全体的に小動物のような感じがします。
その愛らしいベビーフェイスもあって、好意を抱く男性は多いだろうなと想像できます。
これまで言い寄ってきた男の数はかなり多いのではないでしょうか。ただ、それにしては瞳がやや寂しげです。自信なさそうな立ち居振る舞いもちょっと気になるところです。
「いいえ、大丈夫ですよ。かえって早く会えてよかった」
彼女の顔にはまだ困惑の名残が残っていましたが、どうにか微笑んでくれました。
私は予約してあった店に電話をかけ、来店を30分早める旨を伝えました。
幸い席は空いているとのことでした。
個室で向かい合って座り、ほっと一息つきます。
彼女は黒いダウンコートの下に黒のニットを着ていました。ほっそりとした身体のラインと胸の形がよくわかるぴったりとしたニットで、よく似合っていました。
派手さはまったくありませんが、上品な出立ちでした。そして、何しろお顔が可愛いのです。
「そのニット、品があって素敵ですね。よく着こなし上手だって言われませんか?」
軽くジャブを打ちます。
「え、あ、そうですか。なんか私黒が好きで、全然女の子っぽくないなあって思うんですけど」
「黒がよくお似合いですよ。落ち着いて見えるけど、上品な可愛さがあるというか」
「えー、なんか恥ずかしい」
りえこさんは半ば本気で謙遜しているように見えました。こんなにも可愛いのに、謙虚というか自己肯定感が低いというか。
私は私で妙に落ち着いていました。これまでの私は水準以上の美しい女性を目の前にすると幾分居心地の悪さを感じるところがありました。それはひとえに自信のなさからくるものです。私はルックスも稼ぎも十人並み、際立った才能がある訳でもなく、人の目が気になって仕方がない小心者です。加えて若い頃からED気味で早漏でした。私なんかと居て楽しいのだろうかとか、セックスしたいけどそう申し出て引かれたどうしようとか、そういう思いが常に頭のどこかにあったものです。
それが、出会い系を始めて何人かの女性と知り合い、会ったその日に身体の関係を持つというような、これまでの自分では考えられないような刺激的な体験を重ねたおかげでしょうか。私は若く美しい女性と相対しても、過度に緊張したりしなくなっている自分に気がつきました。何なら今まで自意識が邪魔してできなかった女性をさりげなく褒めるということが自然とできるようになっていました。セックスの方も、たとえ初対面でもそれなりに相手を満足させられる技術を身につけつつありました。
これははっきりと「成長」と呼んで差し支えないと思います。私の人生は変わり始めていました。りえこさんのような可愛らしい女性とクリスマスを過ごしているのです。
共通の趣味が見つかったこともあり、我々はすぐに打ち解け、会話も弾みました。緊張が解けると、りえこさんは楽しそうな笑顔を見せてくれるようになりました。彼女が笑うと可憐な花が開いたようで、ずっとこの笑顔を愛でていたいと思うような可愛さがありました。
新鮮な魚介を頂きながら、私たちは楽しい時間を過ごしました。ふと時間を確認すると2時間が経過していました。もっと彼女の愛らしい顔を見ていたいけれど、あいにく時間は有限です。私は彼女が化粧直しに立った隙に会計を済ませ、戻ってきた彼女を促して退店します。
「じゃあそろそろ行きましょうか」
「あ、はい。ごちそうさまでした」
「美味しかったですね」
季節が季節だけに外は気温が低く、我々はぴったりと身体を寄せ合うようにして歩きました。
私はふと思いついて彼女に聞きます。
「温かいコーヒーでも買っていこうと思うんだけど、お飲みになりますか?」
「あ、ありがとうございます。温かいものがあるといいですよね」
手近なカフェで温かい飲み物をテイクアウトし、それぞれの手に持ってまた歩きます。
私は勝手知ったる駅前の路地裏を進んでいきます。私は何も言わず、彼女も黙ったままついてきます。
やがて、目的の場所が見えてきました。私が当然という顔つきでホテルの入り口へ進もうとすると、彼女が足を止め、私に向き直りました。
「あの、、」
どうしたのでしょう。私は彼女の目を見ました。そこにはさきほど駅前で落ち合ったときの困惑の色が戻っているようでした。
「あの、私なんかで本当にいいんですか?」
私はちょっと面食らう思いでした。彼女は私を拒否しているのでしょうか。しかしそれならもっと別の言い方をするのではないでしょうか。どうするべきなのか。いろいろな考えが一瞬の内に頭を駆け巡ります。そして、このまま押すという結論が出ました。以前の私ならここで引いていたと思うのですが、そうはしませんでした。
「ええ、もちろんです。逆に僕なんかで大丈夫ですか?」
「あ、それはもう。ぜんぜん大丈夫、、ていうか、むしろ私にはもったいないかなって」
「よかった。もっと一緒にいたいです」
「はい」
「行きましょうか」
彼女は黙ってうなずきました。その表情にはやや硬さが残っていましたが、私は彼女を伴ってホテルの自動ドアをくぐりました。
パネルを操作して部屋を選び、フロントで料金を払います。
「お時間はどうなさいますか?」
「フリーでお願いします」
「かしこまりました。〇〇時〇〇分までのご利用となります。お時間のお知らせはしておりませんのでご了承ください」
「ありがとう」
ラブホテルでの所作もすっかりと板についてきました。
振り返ると、彼女は離れた場所であさっての方向を向いていました。