- 時期:2018年7月〜2019年10月
- 名前:かな
- プロファイル:24歳・ギャルな見た目・美容師
- 服用薬:シアリス
- 会った回数:5回
- メモ:見た目も中身もギャル、性格の良い可愛い子
彼女はもじもじとしながら浴室へと入ってきた
私は浴槽に身を沈めながら、かなさんが入ってくるのを待っていました。
浴室のドアの向こう側で彼女が着衣を脱いでいる気配がします。
我々は駅で落ち合ってからまず一緒に食事をし、それからいつものルートを辿って(私が)行きつけにしているホテルの一室へと入ったのでした。
食事のときには主に共通の趣味である映画の話をしたり、彼女の仕事の話をしたりしました。
かなさんは広島県尾道市の出身だということでした。私とは標準語に近い言葉で話していますが、時折広島弁らしきイントネーションが顔を覗かせます。美容系の専門学校を経て美容師として就職、何年か勤めた後に知人のつてを頼って上京してきたそうです。現在は髪は切らず、まつ毛の専門家として仕事をしているということでした。
食事を楽しみながら初対面の女性の身の上話を聞くのは楽しいものです。その女性のことを知り、距離をつめた上でベッドへと至るプロセスは、言ってみれば擬似的な恋愛プロセスです。初対面でセックスすることが了解事項であったとしても、普通に考えると距離がゼロになる時間が極端に短いとしても、そういう過程をたどっていくことにワクワク感を覚えます。
ホテルへ入ってからも、ソファに並んで腰掛けしばらく会話を続けます。
かなさんは自分のことをあけすけに話すタイプでした。
両親の離婚、父親の再婚相手との確執、実母との微妙な関係など、いささか重い話を問わず語りに話してくれる彼女。
私はふんふんと頷いたり、短い合いの手を入れたり、簡潔な感想を述べたりしながら彼女の話を聞きました。
出会い系で会う女性の中には、当たり障りのない会話に終始するというタイプももちろんいるのですが、どちらかというと自身の身の上話をかなり赤裸々に話すタイプが多いように思います。言葉はちょっと違いますが「旅の恥はかき捨て」とでもいいましょうか。お互いに素性を知らない関係性、一期一会が当たり前の関係性だからこそ開けっぴろげに本当のことが言えるのかもしれません。
「なまくらさんは、どうして出会い系とかやってるんですか?」
とかなさんが訊いてきます。
私は配偶者との関係が冷え切っていること、性欲をどこかで解消したいこと、とはいえプロフェッショナルに相手をしてもらうのは気がすすまないことなどを正直に話しました。
「え〜、じゃあ風俗とか行かないんですか?」
「行かないですね、性欲をただ解消すれば良いって訳でもないんです」
「ふ〜ん」
「同じHするにしても、そこにしかるべきコミュニケーションが欲しいというか」
「あ〜、それは分かります、私も誰でもいい訳じゃぜんぜんないですから」
「私は大丈夫でしたか?」
「大丈夫ですよ〜、大丈夫やなかったらこんなとこ来んし」
「それはそうですね」
そんな具合で我々は仲良くなっていきました。
ひとしきり話したいことを話して、2人の間に沈黙が下ります。小休止という雰囲気です。
私は明日の天気の話でもするみたいにこう言いました。
「一緒にお風呂入りますか?」
「え〜、あ〜、そう、ですね、別にいいですけど」
挙動不審とまでは言わないまでも、急に狼狽しだす彼女。
「あ、苦手だったら大丈夫ですよ、先に入ってきますんで」
「え、あ、いえ、苦手とかそういうんじゃないんですけど、どうしよ恥ずかしい」
なぜか彼女はやたらに恥ずかしがっています。
「じゃあ、先に入ってるから、気が向いたら来てください」
「あ、はい」
私はひどく照れている彼女を残して1人で風呂に入りました。無香料のボディーソープを泡だてて身体を洗います。私が定宿にしているホテルはちょっと値ははりますが、こういう細かい点に配慮が行き届いています。配偶者やパートナーと同居している人にとって、甘い匂いを放つボディーソープは致命傷になりかねませんからね。
アポクリン汗腺が分布しているペニスと睾丸と鼠径部と肛門、その周辺を念入りに洗い、シャワーで洗い流します。かなさんに何をされてもいいようにきちんと準備だけはしておきます。まさかアナルを舐められることはないでしょうが(むしろ私が舐めたい)流れでフェラチオをしてくれる可能性は低くないと思います。
湯船につかっていると、彼女が脱衣所に入ってくる気配がしました。下着を脱いでいるのでしょうか、しばらくごそごそと物音がしました。次いですっと音を立てて浴室のドアが開き、かなさんが顔を覗かせました。彼女は身体をドアの後ろに隠すようにしています。綺麗な鎖骨のラインが見えました。
「あの、入ってもいいですか?」
彼女はまだもじもじとしています。
「ええ、どうぞ」
私は笑顔で応えながらバスタブのへりについているスイッチを押しました。浴室のメイン照明が落ちて、バスタブの内側に仕込まれた電飾が光を放ちます。少し気の利いたラブホテルの浴室にはこういうギミックがついているものです。照明は時間の経過と共に赤、青、緑とその色を変えていきます。
「わあ、こんな風になるんや」
「ね、ちょっとムーディになるでしょ?」
私はまっすぐ前をむいたまま、横目だけで彼女の姿をとらえます。薄暗い浴室の中で彼女の裸体は白く輝いているようでした。
かなさんはしゃがんだ姿勢でシャワーをつかい、ボディーソープの泡を身体にこすりつけていました。
そうそう、大事なところはしっかり洗ってくださいね。この後あんなところやこんなところを舐め回しますからね。
ひととおり身体を洗い終えた彼女が浴槽のへりをまたいで湯船へと入ってきました。綺麗な脚が弧を描き湯の中に差し込まれます。一瞬開かれた太ももの付け根のあたりに黒々としたヘアーが生え揃っています。若く美しい肉体だということは一目でわかります。
彼女が肩まで湯に沈めると、行き場を失った湯が音をたてて浴槽の外へと流れ出しました。私はそのどさくさに紛れる形で、彼女の片腕を取って軽くひっぱり半身にします。かなさんの方も私が何をしようとしているのかすぐに察したようで、くるりとこちらに背中を向けました。すぐさま彼女の両腕と脇腹の間に腕を差し入れ、後ろから抱きすくめます。彼女の背中と私の腹が密着する形になります。腕を腹の前で交差させ、彼女の両手に指を絡めます。かなさんが手を握り返してきます。肩越しに二つのおっぱいとにょきりと伸びた形のよい太ももが見えました。言うまでもなく私は勃起しています。血が通い大きくなったペニスが彼女の腰のあたりにぺたりと張り付きます。眉間の奥の方で火花が散ったような気がしました。
私の心臓はいつもよりはやいペースで脈打っています。彼女の右の肩甲骨のあたりにワンポイントのタトゥーが入っていました。ハートに突き刺さった矢と、LOVEの文字。私はそのハートにそっと唇をつけます。
「いやん」
かなさんがぴくんと身体を震わせました。片手の指をほどき、彼女の太ももに手のひらを触れさせます。若く弾力のある筋肉と皮下脂肪が押し返してくるようでした。手を上下にゆっくりと、太ももの外側から内側へとさするように動かします。かなさんがくるりと振り返って唇を重ねてきました。女の口腔からは甘い香りがしましす。その香りが私の鼻腔へと抜けた瞬間に、また眉間の奥で焦げ臭いような匂いがしました。
さあ、まちに待った楽しい時間の始まりです。
体表も膣内も感度が素晴らしい
部屋の照明をあらかた落とし、ベッドの中央で身を寄せ合います。左腕を彼女の首の下に通して背中を抱き寄せながら、空いた右手で身体をバスローブの上からゆっくりと撫でていきます。
最初は控えめに唇を合わせ、それから舌を絡め、柔らかい粘膜の感触を存分に味わいます。血の通ったペニスが熱く膨張しバスローブを持ち上げているのがわかります。襟元から手を差し入れ、直に肌に触れます。その若々しい感触を楽しみながら、ゆっくりとフェザータッチで愛撫をしていきます。キスで塞がれた彼女の唇の端がわずかに上がり、「うふふ」という声が出ました。
バスローブの紐をすっとひっぱり、襟元を外側に押し広げます。両襟がするっと肩に抜け、鎖骨、乳房、臍、陰毛、太ももが顕になりました。かなさんは照れたように微笑んでいます。その笑みを唇で塞ぐと、彼女はすっと瞼を閉じました。左腕でぐっと抱き寄せ、右手で腰の仙骨のあたりをゆっくりじっくりと撫でさすります。
「んあん」
かなさんの腰がぴくりと動き、くぐもった声が漏れました。なかなかいい感度をしています。
ひとしきり腰と背中を撫でたら、今度はうつ伏せにして両脚を攻めていきます。最初は太ももの外側から膝の裏、ふくらはぎの外側へと下りていきます。なるべく陰部から遠ざかるような経路で指先を這わせます。ついで、内腿から股の間の際どいところへと、この上ないゆっくりとした動きで指先を這わせます。腰が浮き上がり左右に揺れます。薄暗さにも目が慣れてきた頃で、彼女の腰が持ち上がるたびに可愛らしい肛門と陰部が見えました。実に素敵な眺めです。
臀部をつかみ、肛門を押し広げるようにゆっくりと外側へ揉みしだきます。
「あああ、ああ」
かなさんが泣き声をあげました。
さらに腰の下から手を差し入れ、乳首の先にそっとを触れさせます。指先が触れるか触れないかの微妙なタッチで乳首の先端を触り、それから二本の指先できゅっとつまみあげるようにします。彼女の泣き声が一際大きくなりました。
ひとしきり乳首攻めを楽しんだら、今度は身体を返してクンニへと移っていきます。かんさんの陰部は最初は無味無臭でしたが、すぐに愛液が動物的な匂いを帯びてきました。鼻腔を刺激する何とも言えない動物的な臭いと、舌先に感じる滑らかな陰唇の感触に酔いしれます。ペニスは硬く勃起しています。クリトリスを舌先で下から上へと舐め上げる動作を繰り返します。
「だめだめだめ、だめ、あ、だめ」
かなさんの腰がぐっと持ち上がり、内股に力がみなぎります。どうやら絶頂に達したようです。
陰唇を左手で押し広げながら、右手の人差し指と中指をゆっくりと挿し入れていきます。膣に指を挿入する際は、相手が痛みを感じないように細心の注意を払います。びらびらや陰毛を巻き込まないように、挿入する指を軽く左右に振るようにして挿れていくのがポイントです。
Gスポットと思われる場所に二本の指先をあてがいます。そしてクリトリスを親指の腹で撫でながら、膣壁をリズミカルに押していきます。
彼女の顔がゆがみ「だめ、だめいっちゃういっちゃう」と懇願するように見上げてきました。
ご希望通りまずはいかせて差し上げます。まだ指は抜きません。そのまま脚を引いて横向きに倒し、今度は子宮口に振動を加えるように攻めていきます。少し速度をあげると、大きな声を上げながらまた達してしまいます。彼女の手のひらがシーツをギュッと握り締めているのが見え、ついで歯を食いしばっているのが見えました。体表の感度も良いですが、膣内の感度も素晴らしいものがあります。
「痛くない?大丈夫?」と訊くと、
「全然痛くない、すごく気持ちいい」という答えが返ってきました。
それならばまだまだ楽しみたいところです。指を膣内に残したまま、さらに腰を引いて四つん這いにさせ、ゆっくりと指を抜き差しします。彼女は「だめ恥ずかしい」と言いながらも腰は上下に動きます。膣奥を突きながらアナル舐めをするつもりだったのですが、感じすぎているのが腰が下へ下へと逃げて行きます。すぐにいかせてしまってはつまらないので、あくまでゆっくりと膣奥を刺激します。陰部からまたも動物的な匂いが立ち上り、肛門が収縮するのが見て取れます。その間も彼女は大声を上げ続けています。セックスの中でも最も楽しい瞬間のひとつです。心ゆくまで尻穴の眺めを堪能したあと、指の速度を心持ち速くします。
「どんな感じ?」
「だめだめ、やばいやばい」
「気持ちいい?」
「うん、あ、あ、いきそう」
さらにもう少しだけ速度を上げます。ほんの少しだけです。速く強くしすぎると彼女が痛みを感じてしまうので、加減が大切です。
肘から指先へと力を伝えるような具合で子宮口に振動を与えると、
「だめだめだめ、ほんとにいっちゃう」
と大声で泣きながらまたいってしまいます。腰がばたんと持ち上がり、短い痙攣がやってきます。それから腰がベッドにどすんと落ちました。
結局彼女は4回くらいいったでしょうか。肩で息をしている彼女に後ろから密着してハグをします。
ここらで攻守交代としましょう。
そして定期さんに
しばらく密着したまま余韻を楽しみます。それからお願いして乳首舐めとフェラをしてもらいました。セックスの中のハイライトのひとつですね。乳首を舐められると腰が重く沈むような独特の気持ち良さがあります。そして勢いよくリズミカルに頭を動かすフェラ。彼女の温かくぬめりのある口腔をペニスが往復します。腰の奥に響くような快感にこちらの息も荒くなります。献身的で上手なフェラに何だか胸がキュンとします。
存分に楽しんでから、「そろそろ挿れてもいい?」と伝えると、口を離してくれました。
「あたし中だとすぐいっちゃうんだよな〜」と独り言のように彼女がいいます。
ペニスでも中イキできるということでしょうか。
ゴムを装着してゆっくりと挿入します。ここでも女性が痛がらないように細心の注意を払わなければなりません。まず亀頭、それから竿の中程、そして根元まで三段階に分けて、順番に挿れていきます。1分ほどかけて、ようやく竿の根本までが膣に埋まります。
この時点で膨張感が足りないような気がして不安になります。私は元々ED体質です。事前に勃起薬を飲んではいますが、うまくできないことも多々あります。
「ねえ、中をきゅっと締めてみてくれる?」と彼女にお願いします。
かなさんは言われた通りに膣に力を挿れて締め付けてくれました。
「おっぱいも触ってほしい」
彼女の両手が伸びてきて、私の両乳首をこするように刺激してくれます。恥も外聞も捨てて、快感を得る方法を実践します。ゆっくりとピストンをしているとようやく十全に血液が行き渡った感じがしてきました。
上半身を起こし、彼女の太ももを抱え上げます。とんとんとんとんとスピーディーにかるリズミカルに腰を振ります。
彼女の息が急速に荒くなり「だめだめ!いっちゃういっちゃう!」と腰が上下に動き始めます。
「うん、いって、いって」とても気持ちいいですが、まだ射精まではもう少し持ちそうな具合です。スピードを緩めず、そのまま攻め続けます。陰嚢が彼女の肛門付近に音を立ててあたります。ぱんぱんぱんという音が薄暗いホテルの部屋にこだまします。
彼女はそのまま果てました。ペニスで中イキさせることができたときは喜びもまた格別です。さらにピストンしながらクリトリスを触ると「だめだめ、またいっちゃうから」と手を掴んできました。素晴らしく楽しい時間です。
最後は前傾姿勢になってしっかりと抱きかかえ、舌を絡ませ合いながら深いところまで届くようなピストン。
「んああ、まあいっあうう」
と彼女の叫び声がキスの隙間からこぼれます。
同時にフィニッシュできたら素敵だなと考えながら、限界まで腰を激しく動かします。
「んああ!あ、あ、ああああ!」
そして、その瞬間。はち切れんばかりに膨張したものが、脈打ちながら大量に放出されていきます。
彼女を抱きしめたまま、しばらくぐったりとして動けません。満足感のある余韻を楽しみます。
ようやくペニスを引き抜くと、彼女がすぐさまティッシュを取ってくれました。
「どう、いけた?」
「ん〜、何回もいっちゃった」
抱き寄せながら後戯トークをします。彼女はまた問わず語りに家族のことを話してくれました。自衛隊員である兄や、その息子である彼女の甥っ子の話などが中心でした。私はそんな話を聞きながら、この子とはまた会いたいなというようなことを考えていました。
その後、私たちは二月に一度くらいのペースで会うようになりました。
年はずいぶん離れていましたし、映画くらいしか共通の話題がなかったのですが、身体の相性がことの他良かったというのがその理由です。
会って肌を合わせるたびに彼女は何度も絶頂してくれましたし、私も若い肉体を大いに楽しみました。
そして何より彼女はギャルな見た目とは裏腹にとても真面目で性格の良い子でした。何度目かに会った時には、帰省していたという広島土産のお好み焼きソースをくれましたし、またある時には「一緒に食べようと思って」とケーキを二人分買ってきてくれたりもしました。食事もホテル代も毎回私が出していましたが(当たり前ですが)、彼女は毎回会計の際には財布から札を抜き出して私に差し出してくるのです。「私が払うから大丈夫だよ」とその度に言うのですが、彼女の方も「いや、出してもらってばっかりやと悪いから」とその度に言ったものです。それを押し返しながら、「こうやって会ってくれるだけでもう十分頂いてるから」と伝えるのが常でした。
全部で5回くらいは会ったでしょうか。私の方は定期さんと会いながらも新規開拓も怠りなく進め、良い子がいれば新たに定期さんにするという遊び方を続けていました。かなさんとの出会いももちろん楽しかったのですが、他の女性とも会っている内にだんだんと会う間隔が空き、疎遠になっていきました。
そしてコロナ禍がやってきます。1年目に久しぶりにかなさんからメールが来ました。世の中大変にことになっていますが、元気ですか?というような内容でした。
私はなんとかやっているというメールを返しました。久しぶりに会えるのかなとも思いましたが、それっきりかなさんから返信はありませんでした。
前年の秋ごろ最後に会った時に、広島へ帰るかもしれないと言っていたので、あるいはそのメールは故郷から届いたものだったのかもしれません。
もう会うことはないでしょうが、私に優しくしてくれたかなさんが幸せになっていることを願っています。